パイロット室屋義秀の人生エアロバティック

航空部の先輩、室屋さんがブログを開設!
どんなのを書くのかな?

http://teamdeep.exblog.jp/

エアロバティックパイロット室屋さんがこんなことまでやるとは。
私の航空部時代の一つ上の先輩ですが、その時の室屋さんからは想像もできません。
でも、書く内容は興味津々。

昨日開設したばかりでエントリーはこれからですが、期待しましょう!

久しぶりのグライダーフライト

グライダーで飛んだ。
実に、実に、久しぶりに。

今回は、ウィンチからワイヤーを切り離した後から、着陸までの操縦をやった。
搭乗自体は去年の5月にもあったけど、その時は教官に修正されてしまっている。
何より、自分の心が教官の補助をあてにしていた。
今回は、自分で操縦しようと思って操作した。
ここに違いがある。
そして、ちゃんと着陸できたところに意義がある。
嬉しい。

出発から離脱まではやってないとか、風がほとんど無いから操縦が楽だとか、非常操作が必要な場面がないとか、自分に都合の良い方向の要素は大きい。
それを差し引いても、まだ自分は飛べるんだと思う。
その心を持てた。

これからも飛ぶ機会は少ないかもしれないけれど、いつも心に翼を持っていたい。

スカイ・レジャー・ジャパンin野田

FAI100周年記念行事が関宿で開かれる!
そこにはエアロバティックで室屋さんも登場!

スカイ・レジャー・ジャパンin野田が7/24に開催される。
http://www.vivid-net.ne.jp/slj/index.html
見ものは色々あるけれど、私の注目はやっぱりエアロバティック&グライダー!
私の航空部の先輩「室屋義秀」のエアロバティック!
あのブチ切れたマニューバを、とくとご覧あれ!
そしてグライダーの飛ぶ姿をご覧あれ!
普通の人がグライダーを体験する数少ない機会です。
更にグライダーがエアロバティックもしちゃいます!
しかも二団体がやっちゃうなんて普通はありえないので、ご覧あれ!

23日も公開練習として同じ様なメニューであるらしいけど、私は24日に行って来ます!

中央アジアを旅する

引き続き、大村さんの本を読んでいる。
中央アジアと言うものに、今、初めて向かいあっている。

自分の中では、中央アジアというものの存在が無かった。
旧ソ連が中央アジアであるという事自体が、想定外だ。
自分の中ではソ連と言う国は世界最大の普遍の国だったし、それがソ連崩壊と共に色々な国に分かれると言う事に得心が行かなかった。
それは単に自分の無知によるものだったが、それ程、私の中で中央アジアという存在の情報が少なかったのだ。
そんな私のファーストコンタクトが、この本の第2部だ。

この本の中で大村さんは、ロシア語を喋り、ウォトカを飲み、モスクを見ながら、人々の優しさに触れ、自然の厳しさに晒される。
ロシア人に似たチェチェン族というのは、自分には想像付かない。
その顔つきもさることながら、その差が感じ取れない。
それでも、カザフスタン、ウズベキスタン、トルクメニスタンと続く道中記を読みながら、彼らの存在を僅かながらも知ることが出来た。

自分が常々感じていることに、
「世界は二つ有る。
地球の上と、自分の中と。」
と言うことがある。
果てしなきそれらを追う事は、きっと何かが得られるものと信じているが、それを実行している大村さんに、改めて畏敬の念を抱く。
そしてその大村さんに、本を通じて少しでも教えられるのを嬉しく思う。

この本はまだ半ばだが、先が楽しみである。

第1部 中国

大村さんの本を読んでいる。
「シルクロード 路上の900日」だ。

全622ページの内、まだ100ページも読めていないが、「あの」大村さんが中国で一生懸命歩いている姿がまざまざと目に浮かぶ。
一見もの静かなあの人は、こんな凄い事を、いかにも普通の事のようにやっちゃうんだよなぁ、、。
人との出会い、ゴビ砂漠の暑さ、そして別れ。
読み物としての面白さは期待していなかったのだが(失礼!)、良い意味で期待を裏切られた。

P.83での
「ふとさっきのフロントの女の子の顔が浮かんだ。学生時代の部活の後輩によく似ていたのだ。」
とは、あいつの事ではないか?
数少ない部員の中から、中国に持って行ってもそのまま溶け込めそうな奴が目に浮かぶ。

P.S.
その続きの件(くだり)。
「それはそのまま学生時代の思い出へとスライドし、懐かしい何人かの顔が浮かんでは消えた。」
私も、入ってますか〜?(笑)

到着1

注文していた本が届きました。
大村一朗著:西安・ローマ1万2000キロを歩く シルクロード路上の900日

大村さんは、航空部時代の先輩。
もの静かな風貌の中に、大きな世界を持っている人だった。
今回この本を開いて数ページで、その人となりがそのまま文面に現れていることを確認できた。

じっくり腰を据えて拝読させていただきます>大村さん

納期連絡

「1月15日ごろお送りできます。定価は2,500円+税です。」
との事。

昨日出版元に注文した、「シルクロード・路上の900日―西安・ローマ1万2000キロを歩く」の連絡が来ました。
なんか微妙な日付ですな。
年明け直ぐに送る訳でも無さそうだし、とか言って12月に発売出来なかったようだけど15日頃には届くのか、、、。
ま、届けば良いので待ってましょ!
あ、金額も教えてくれたのね。
ども〜♪

シルクロード・路上の900日―西安・ローマ1万2000キロを歩く

シルクロード・路上の900日―西安・ローマ1万2000キロを歩く
著者:大村一朗

航空部の先輩が本を書きました。
http://amazon.co.jp/dp/4839601666
学生時代から一風変わったすごい人でしたが、中国の西安からイタリアのローマまで歩いていってしまった。
紀行記はこれまでも直接話で聞いていてすごいなぁと思っていたけれど、それがついに本になりました。
本人曰く、元々1,800ページ分位有ったそうだが、それを本にするにあたって700ページに短縮するのに苦労したという。
苦労のしどころが違うような気もするが、すごいものはすごい。

と言う訳で、早速注文しました♪

コンコルド、最後のフライト

コンコルドが、ついに飛行を終えた。
航空路線就航から27年間、ご苦労様でした。

初めての出会いは、子供の頃のプラモデルだった。
その流線型と直線の融合美、他機と一線を画したそのフォルム、唯一の超音速旅客機というステータス、可動式のノーズに、ちょっとした僕のお気に入りだった。
しかし、その超音速の代償が大きいことを知ったのは後のことだった。

燃料を大量消費し、搭乗人数が少なく、チケットは高価で、厳しい離着陸速度に仕方なく可動式にしたノーズ。
時代にそぐわないのは必至だった。
それでも一部のニーズは確実にあり、路線は継続していた。

2000年7月25日。
厳しい環境下にありつつも大きなトラブルを起こさずに来たコンコルドに、不運が見舞われた。
シャルル・ド・ゴール空港を離陸後2分での墜落。
休航。
復活。
そして、完全休航の決断。
今日、コンコルドはロンドンのヒースロー空港に着陸し、その翼を休めた。
自分が初代なんだぞという、誇りと共に。

次の超音速旅客機がRoll Outするまで、その夢は続く。

鳥人間コンテスト

琵琶湖上で繰り広げられる空を飛ぶ人の集う会:鳥人間コンテスト。
久しぶりに観ました。

http://www.ytv.co.jp/birdman03

滑空機部門。
記録 420.48m
高さ10mのプラットフォームからのこの記録は素晴らしい!
初速は0m/s。
いくら助走をつけても、5m/sは行かないだろう。
その速度で滑空比42!
いくら地面効果があるとは言え、凄すぎる。
グライダーでさえ、40+で高性能機と言われるのだからそれを自作してしまう技術力には脱帽です。

人力プロペラ機部門。
記録 34654.10m
空を飛ぶには人間の筋肉は弱すぎ、その体重は重すぎる。
そういう通説があった。
鳥人間は、それを超えたのだ。
スゴイ。
ただ感服。
パイロットは言う。
「楽しんでまーす」
いい機体である。
パイロットは言う。
「気持ちいいよー!」
そう、空を飛ぶことは気持ちいい!

だが、こうも言った。
「橋を越えられないなんて、聞いてねーよー!」
そして、琵琶湖大橋を前にして彼は橋をくぐりたがり、だだをこねた様に蛇行する。
この点、彼はパイロットではない。
真に空を飛ぶ人間であれば、その危険性を知る。
判断の基準は、安全か否かだ。
自ら危険に挑む者はパイロットではない。
ましてや橋をくぐるなんて、狂気の沙汰だ。
それがどれだけ無謀なことか、経験したものでなければ分からないであろう。
最高の機体、最高の組織、最高の仲間を手にした彼は、完璧ではなかった。
事実上の限界記録を初めて達成した人だけに、残念である。