箱根越え!

正月の箱根駅伝で登った箱根の山。
また登ってみたいと思う。

自転車仲間が何度も足を運ぶ、箱根の山。
彼はヒルクライムの魅力に取り付かれたようだ。
そう言う自分は、坂はなるたけ避けて走る方だった。
今も基本はそうなのだが、それでも箱根の山を登りきった時の爽快感が頭をもたげる時がある。
そう、俺は箱根の山を登りたいのだ、、、。
そう思い立ち、行く事とした。

藤沢まで輪行で行き、そこからの道程をウォーミング代わりに箱根に自転車で向かう。
が、今日はえらい西風が強い。
7〜10m以上といった所か。
時折強くなる風に辟易しながらも少しずつ近づく。
が、風強し。
箱根湯本まで後1kmまで着た所でそれは最高潮に達した。
なんと、風が強すぎて足を着いてしまった。
確かに登りとはいえその斜度は非常に小さいにもかかわらず、真正面からの突風にスピードがほとんど0km/hになり、あわててビンディングを外して足を着く。
おいおい、ただでさえ厳しいヒルクライムに、向かい風のオマケ付きかよ?
箱根の山では、山と木が風除けになってくれていることを期待して、再スタートを切る。

11:58:38 箱根湯本駅。
自転車仲間が箱根の山のスタート地点としているのがここ。
本当ならここまでがウォーミングアップで、ここから本気パワーで登るつもりだったが、ここまでの登りと向かい風とで疲れており追加パワーは出せずに登り始める。
ま、どうせフルパワー出しても、頂上までずっと続けられるわけではないからいいや。
目標は、頂上まで1時間を切る事!

11:59:54 旭橋。
2ちゃんねるの箱根の山を登るスレッドでのスタート地点がここ。
あんまり盛り上がってないけど。
まだスタートして間もないのでらくらく通過。
が、その後は「山」が始まる。

ハートレートモニターの心拍数は177近くを指し続けている。
これまでの最大が189の俺にとっては、かなりきつい。
でも、心臓もつらければ、坂を登る足もつらい。
あ〜、なんでこんな所来たんだろうと思いながら、ひたすらにこぐ。
箱根までの道中でも思っていたのだが、スムーズにクランクを回せない。
踏む+手前に引くとか、踏む+上に持ち上げるとか、そんな感じになってしまって、「回す」感覚ではない。
スムーズなペダリングをするためには、エスカレータも座って上がる程の繊細さが必要らしいが(ホントか?)、そこまではしなくともクランクを回す練習をしなければと感じる。
なんて今考えても仕方ない。
兎に角登るぞ!

12:46:13 大平台駅。
前回の第一休憩ポイント。
かなり疲れるけど、1時間を切る為に休憩は無し。
Allez, allez!
途中、宮ノ下を通過。
正月の箱根駅伝では、沿道の方々が応援してくれてスピードが乗ったのを思い出す。
が、今日はそれほどスピード出ず。
応援パワーのありがたみを知った、、、。

12:37:13 小涌園。
すぐ手前にあるファミマで休みたい誘惑を振り切り、ひたすらに登る。
前回はこの辺でクライマーズハイになり、息を荒げ、心拍はバクバク、足もガタガタにも係わらず、えらい勢いで登っていった。
それでも、今回はそれほどスピード出ず。
お陰で、心拍数は160台を指すほど。
何故だ〜〜!?
木の生え方が変わり、風景が変わり、間もなく頂上に達する。
あと少し、力は出ないけど、頑張るゾ〜!

12:58:21 一号線最高地点。
このヒルクライム唯一の下りがここの手前にある。
それを越えたところで、マイヨ グランペール「山岳王ジャージ」を着たサイクリストが走っていた。
その意気や、良し!
敬意を表して、全力で抜かさせてもらう。
そして、国道一号線最高地点!
やたっ!
達成感を感じつつも、2ちゃんねるのゴールはもう少し先。
余韻を味わう暇も無く、全力で駆け下りる!

13:01:59 箱根ゴール。
一号線最高地点からの残りの距離は僅かであるが、全て下り。
にも係わらず、向かい風のために結構押し戻される。
下り坂なのに登ってる気分。
とは言えあと少し、ラストスパート!
そして、ゴーーーーーーール!!!

つっ、疲れた〜〜〜、、、。
が、まだ全力を出し切れた感じがしない。
息はまだ余裕があるのに、足が追いついていかない。
ここら辺が次回の課題ですな。
また、頑張るぞ!

P.S.
下りは箱根旧道を通る。
見晴らしのいい下りで、これまでの最高速度78.3km/hを記録!
気持ちイイ〜っ!
そして驚くべきはTREK5500の性能。
これだけの速度が出ても、全然不安を感じない。
いいぞTREK!