Day.13

今日は最終日。
でも、低気圧の影響で強風待機。

朝、Fleetに自分の名前が無いので聞いてみたら、ブッキングが無いと言う。
何ぃ?
でも、あまりに風が強いので、そのままno flightとする。

てな訳で、
発数:11発
飛行時間:46時間47分
Outlanding:2回(DeniliquinA/D、FinleyA/D)
XC:320km、300km、260km
ってな感じの、Tocumwalフライト三昧の日々でした。
うーん、今まで180時間しか無かった飛行時間が、一気に延びたなぁ。
流石オーストラリア。

よかった、よかった。

Day.12

寒冷前線が通過すると言う今日は、TocumwalのTempTraceでは5,000ft、Benaraのそれでは7,000ft。
なんじゃこりゃ?

オーストラリアの寒冷前線がどんなものだか想像がつかなかったので、ローカルフライトを決め込む。
とは言え5,000ftながらJerilderieまで行こうとしたのだが、途中で大気の感触が変わる。
風向風速が激変したわけではないが、機体の揺られ方や、サーマルの大きさの変化が違う。
念のためTocumwalに寄せていくと、西風が急に強まる。
とうとう来たな寒冷前線。
上がりも良くなり、8,000ftを越える。
中層〜上層の雲が通るときには上がりも良くなり、最終的には10,500ftまで上昇。
しかし、雲底はまだ数千フィート上なのだが、そこまではたどり着けなかった。
残念。

Finleyの手前、高度7,000ft。
余興で、Vneまで出してみた。
初めての151kt体験。
恐いぃぃぃぃぃ。
風切音は轟音と化し、バリオは-5m/s振り切りの沈下を示していて、前に進むと言うより前に落ちている感じだ。
ゆっくりゆっくりノーズを上げ、60ktまで戻す。
ふぅっ。
Finleyは後ろに過ぎ去り、気がつくと目の前にDiscusがいた。
危険、危険。

明日はフライト最終日。
しっかり、飛ぼぅっと。

Day.11

「Not so good」な予想。
だが、TOPは8,000ft位行きそうなので、120km先の町「Morundah」まで行ってみよう。

13時に近かった出だしこそ4,000ftだったものの、Jerilderieに着く頃には5,000ft、その先では6,000ftに達する。
しかし、6,000ftの逆転層(高ぇ)の上には上がることが出来ずじまい。
予想最高気温まで達しなかったのか、、、。
それでも3時過ぎ、Morundahまで到着。
そこで欲を出してさらに20km、Narranderaまで行ってしまったのがまずかった。
そこで3,000ftまで落ちて、NarranderaA/Dに降りようか?なんて状態になってしまったり、そこから6,000ftまで上がるのに1時間近くかかってしまったりと、大失敗。
夕方の弱くなったコンディションできついながらも、6時過ぎ、なんとかJerilderieA/D 3,600ftまで戻ってきた。

「Maybe Outlanding」の無線を入れ、A/Dに降りる覚悟は出来ていたのだが、後1,000ft取ってFinleyまで行きたい。
Air retrieve代を減らすためだけど。
しかし、いいサーマルが無い、、、。
そんな中、2台のトラクターが畑を耕しているのを発見。
2台の間は1kmくらい離れているものの、各車の立てる砂煙は一点へ集まっていく。
「そこだっ!」とばかりにめがけて行くと、ありました、+2のサーマル。
オーストラリアンファーマーの勤勉さに感謝し、4,600ftまで上昇。
そこから30km弱離れたFinleyA/Dまで一直線。
夕方の落ち着いた大気と相まって、2,000ftで到着。
R/Wは、先日下見をしていたのですぐ分かった。
案内してくれた日本人に感謝!
そのお陰で無事、Aerodrome Outlandingとなりました。

P.S.
その回収も無事だったけど、帰路、エディの操縦するXPが離脱したのは、場周時。
曳航機の後席からその離脱する様、5時の位置につく様、2機連続で場周する様を眺めていた。
これが大変美しい。
大気の中、3次元で飛翔する感覚が良く分かる。
それが100mと離れていない距離で見る事が出来る。
やっぱ、飛ぶってのはすごい事だ。

Day.10

昨日最後に飲んだLong coffee。
これがいけなかったのだろうか?

確かに「Very strong.」とは言っていた。
だからと言って、朝5時まで眠れないのは無いだろう、、、。
8時に起きても、体が目覚めない。
ただでさえ居眠り運転気味の毎日なので、安全を取ってno flight。
おかげで、宮部みゆき「模倣犯(上)」を完読。
うーん、贅沢だなぁ。

夕方聞くと、今日は上がり始めたのが3時ごろで、TOPも4,000ft。
寝ててラッキー。

Day.9

今日もローカルフライト。
それでも、60km離れたDeniliquinまで繰り出す。

うーん、オーストラリアは違うなぁ。
でも、風上以外でも行かれる様にならなくては。
時々居眠り運転しながら、ふらふら飛んでいた3時過ぎ。

北西のほうから、ドンドン雲がなくなっていく。
ブルーサーマルになったのかな?と思って、雲低から足をのばして見ても、無い無い無い無い、、、、。
あわてて雲まで戻って上がりなおすが、Tocumwal方面を見ても少なくなりつつある。
仕方が無いので、Deniliquinで7,000ftまでとったら、Tocumwalへ一直線。
追い風と言うこともあり、Tocumwal2,400ftに18分で到着。
60km一直線ってのは、不思議な感じ。
一生懸命ためたお小遣いを、後先考えずに一気に使ってしまうのに似ている(のだろうか?)。

夜はcobramの街でごはん。
うまいうまい。

Day.8

体調も復活。
やはり脱水症状だった模様。

水をガバガバ3リットルくらい(!)飲んで、寝てたら治った。
体調は良くなったが、条件は最高と言うわけではない。
TOP7,000ft位だが、西風が吹く吹く。
やっとの思いでDeniliquinまでたどり着いて、そこらで遊ぶ程度になってしまった。
技量のある人なら何百kmと飛ぶんだろうなぁ。

代わりに、「初 上空でおしっこ」を体験。
今まで学生4年間でもやったことがなかったのだが、今回は結構上空では寒いのだ。
地上ですら、日差しは強いが風は冷たいと感じているくらい。
でも脱水症状はなりたくないから水はたくさん飲む。
だから、必然と言えば必然。
どうにも我慢が出来なくなって、おしっこすることを決意。

戴いていた携帯トイレを取り出す。
私に引き継いでいただいた日本人に感謝!
が、どうにもやりずらい。
ほとんど寝た体勢で操縦していることもあり、腰が一番低く、膝が一番高い状態。
しかも股間のすぐ先には操縦桿。
なんとかスペースをつくって、自分の×××の向きを携帯トイレに向けて、水バラ放出(小 もとい 笑)
天国♪
出る出る出る出る出る出る出る出る。
戴いた携帯トイレは大きく、「こんなに大きくても邪魔だなぁ」なんて思っていたのだが、それでもギリギリサイズ。
ビニール袋にしまって、「ふぅーーーーーっ」。

オーストラリアだから、おしっこしても失高は気にならないけど、日本では大変だろうなぁ。

Day.7

朝からなんか調子悪い。
それとは裏腹に予想Topは10,000ftを越えていて、エマグラムのシートに書ききれない程。

後ろ髪を引かれる思いでキャンセルし、一日寝てる事にした。
脱水症状か?

夕方に聞くと、結局TOPは5,000ft程だったとの事で、ちょっとホッとする。
また、新しい日本人が到着して、これにもちょっとホッとする。

Day.6

高気圧の背面ながら昨日よりTOPは上がり、8000ftになると言う。
こりゃ500km狙いだな。

Tocumwal A/D − Hays A/D − Swan Hill Townでコースを組んで、いざフライト。
しかし思惑とは裏腹に、上がりが渋くなかなか前に進めない。
上がっても予想と違い6,000ft程度だ。
80km/hは進まないといけないのに、2時間かかって100kmしか進めていない。
しかも、眠い。
昨晩余り眠れなかったのもあるが、サーマリングしながら意識が途切れ、滑空しながら気が付くと30°バンクになっていたり。

そうそうに切り上げて、結局Haysに行っただけでのOut and Returnに終わってしまった。
#それでも300km飛べてしまうオーストラリアの気象条件はすごすぎる。

Day.5

日本人は今は自分のほかに一人いるのだが、今日はその方の最終日。
気合が入っていらっしゃって、TheRockまで行くと言う。

自分はビビリが入っていたものの、その人が行くなら俺も行かなきゃと離陸する。
とは言え、進行方向はBlue。
オレの気分までBlue。
1時間ほど迷ったが、気を取り直してDeparting to TheRock!

行きは軽い追い風だがTopは4,000ft。
初っ端からoutlandingが頭をよぎるが頑張っているうちにTopも上がってきた。

午後3時、目的地TheRockに到着。
150kmは遠い、、、。
その直後VH-KYOとすれ違う。
彼もほぼ同時のご到着だ。
さぁ、これから帰投するぞ!

向かい風で進まない上に、低くなったりしたが(それでも2,900ftだけどね)、意外と楽に到着。
よし、2度目の300km達成だ!
彼も300kmコンプリート!
おめでとう!

Day.4

予報では、AREA22↑で220/25な風。
でも、上空に上がってみると昨日ほど強くは無い。

昨日の雪辱を晴らすべく、Deniliquinまで行く。
2度目だけ有って迷いが無い上に風も弱いので、無事到着。
但しDeniliquinの西側の雲は見る見る内に少なくなっていく。
ブルーになってもサーマルは有ると思うものの、昨日のブルーホールで5,000ftから降りてしまった事が頭にちらつき、一目散にJerilderieに逃げる。
そのまま、Oakland、Uranaと飛び、Lockhartの手前まで到着。
と、遠い、、、。

前回Waikerieでも、120km離れた町まで行ったものの、MAX14,000ftなので何の迷いもなかったけど、今回は7,000ft。
これでも十分高い高度だと思うけど、自分にとってはドキドキの高さ。
さらに風下のLockhartまで行く勇気が無くて、引き返す。
ほら、二日連続outlandingってのも、何だしね。>言い訳
案の定、風上のTocumwalに向かうのに骨が折れたけど、なんとか到着。
おしっこしたくて「まだ」6時だったけど、そのまま降りちゃいました。

同日。
滞在しているもう一人の日本人がTheRockまで行って来た。
残り32kmでoutlandingしてしまったけど、これはすごい。
明日はオレも頑張るぞ!
#条件さえ良ければ。