ヤビツ峠

昨日話をもらったヤビツ峠。
とんでもなかったです。

まず、ヤビツ峠をググッて下調べ。
結構厳しい峠じゃん、、、。
更にALPSLAB routeで、高度・距離などを調べる。
厳しいからトライはまだ先にしようと思っていた、箱根レベルじゃん、、、。
高度差約600m、距離約10km。
途中には8%の区間もある。
早くも暗雲が垂れ込める。

その後、ヤビツ峠の詳細のメールが来た。
下記参照との事。
http://blogs.yahoo.co.jp/js1ktr/45504178.html
って、思いっきりレースじゃん。
しかも、タイムトライアル?
事もあろうか7本or3本上る?
正気の沙汰では有りません。
正直辞退しようかと思ったのだけど、ちょっと背伸びして頑張ってみようと思い、参加することにした。

で、駐車場。
指定の駐車場は、峠のてっぺんか、2/3位上った所にある展望台。
1本ですら上れるか自信が無いのに、レースを終わった後にもう一回上る気力はきっと無いっす。
下山したところにある、秦野の町のコインパーキングに止めた。
#近くに路駐しようかとも考えたけど、今後のオーガナイズに悪影響があるからやめた。

現地にて。
お、マウンテンバイクもいるじゃん。
あ、シラスで参加する人もいるよ。
よ、女性もいるよ。
ちょっと安堵。

1本目は、申し込み順に3人ずつ、15秒間隔でスタートする。
自分は参加申し込みが一番最後の24番目だったので、最後尾スタート。
が、マウンテンバイクは参加者ではなかった、、、。
で、レースが始まるとシラスにぶっちぎられた、、、。
後で分かったことだが、女性にも負けてた、、、。
安堵は幻だった。
最初は比較的なだらかな上り。
それを過ぎると恐怖の8%の坂が現れる。
いきなりグロッキー。
限界です。
いくらペダルを漕いでも、止まりそう。
クランクを回す意識なんて守っていられず、とにかくペダルを踏み込むことしか出来なかった。
速い人で30分かかると聞いていた。
これまでの経験で、少なくとも1.5倍以上かかるだろうから、45分以上。
この状態がそんなに続くのかと、早くもげんなり。
ハートレートモニターは、なぜか数字を表示しない。
また調子悪いのかな?
でも、これで下手に限界を知らずにすむかな?
なんとか8%の坂を越えると、少し勾配はゆるくなる。
上り坂には変わりないのに、なんとなくハッピー。
これは、あれだ。
グライダーでオーディオバリオを使ってて、-4m/sの沈下から-1m/sになったら安堵して旋回してしまうのと同じか?
とにかく上り続けた。
が、長い長い。
相当来たと思っても、まだ15分。
これまでの2倍以上あるのかと、心が折れそうになる。
それでもとにかく上り続けた。
やっと展望台に到着。
30分とちょっと。
確か下調べではこれで2/3位は来たはず。
残り約15分!
ガンバ!
今日は寒気が張り出していて非常に寒い日だったが、峠とは言え陽が当たっていたところはそれほどでもなかった。
が、尾根を回って日陰に入ったとたん、とても寒い。
いやだなと思いつつ、あとどれ位残っているのかと考えながら、上る。
すると突然目の前が開けた。
ヤビツ峠と書かれた看板がある。
ゴールは突然に現れた。
タイムは48分7秒。
下山してタイムを自己申告。
リストを見ると、ほとんどみんな、30分台。
まじですか?
ビリかと思っていたら、一人だけ自分より遅い人がいた。
その人のタイムは、48分8秒。
1秒だけ勝ってる。
#ひさと比べた箱根上り時間の様だ。
でも、その方は50代以上な感じ。
厳しい。

2本目に突入。
まじですか?
今度はタイムが遅い順に3人ずつスタートする。
当然、48分8秒のオジ様と同組スタート。
他の人は勝負にならないが、この人だけには負けないように頑張ろう!
スタートして数分。
面白いようにどんどん抜かれる。
みんな、速ぇ~!
でも、まだオジ様は後ろ。
頑張る。
8%の坂に突入。
程なく、オジ様に抜かれる。
一昨年の富士山でもそうだったが、自分は急な坂に弱いようだ。
その時は同じくらいのペースで走っている人とも、急な坂では抜かれ、緩やかな坂では抜き返す、なんてやってた。
今回もオジ様のトータルのペースは、自分と変わらないはず。
この急坂が終わった後には追いついて見せる考え、先行を許す。
8%の坂が終わった後には、緩やかになった区間で少しずつ距離が縮まっていく。
よし、予定通りだ!
なんとか追いついて、後ろについて力をためた後、ちょっとした緩やか区間で一気に追い抜いた。
よし!
レベルの低い戦いではあるが、自分にとっては良いモチベーションになった。
2本目では、ハートレートモニターが復活していた。
目視での最大心拍数は、179bpm。
先週より5bpm上がっている。
少しは坂に慣れつつあるのかな?
それでも昔の189bpmには10も足りない。
やっぱり修行が必要ですな。
その後、展望台を31分位で通過する。
疲労しているので、1本目より遅いのは仕方ないか。
ゴールを50分と予想して、あと10分、あと5分、とカウントダウンする。
後ろを振り返りオジ様を確認するが、そこそこ引き離している。
そして、ゴール。
48分55秒。
またブービー。

3本目はリタイアした。
太ももがつり気味だったし。
体力の限界だったし。
F1の開幕戦も見たかったし。
でもそんなのはみんな言い訳。
本当の限界は、気力。
まだまだですな。

今回のトライを振り返って。
まだまだ急坂が弱い。
→遅筋だけでなく、速筋も鍛えなきゃ。
まだまだ最大心拍数を上げる必要がある。
→ハートレートモニターを最大限活用してトレーニング。
クランクは回す物、踏み込むんじゃない。
→常日頃から、「回す」を意識する。固定ギヤが効果的?

とにかく鍛錬と言うことですな。

ヤビツ峠” への4件のコメント

  1. やーしぶさんこんにちは、スタート直前に声をかけられたために、ろくな挨拶も出来ずにゴメンなさい。オレもまだ初心者の域を出ないかけだしで、気力だけで頑張ってます・・この数年いろいろなアドバイスを受けてトレーニングを繰り返してきましたが、一つ解った事は高負荷を懸けなければ筋力とスキルは上がらず、登りは早くなれないということですね。高回転スキルは平地スピードや心肺機能の向上にはなりますが登りの効果は疑問です。

  2. >igutorioさん
    こんばんは。
    やっぱ高負荷トレーニングですね。
    ウゴーでは今後ともよろしくお願いします。

  3. でもigu.さんはベースをしっかり作ったじゃない。
    >まだまだ最大心拍数を上げる必要がある。
      医学的知識はありませんが、最大心拍は生理的に加齢に従い下がるもので、トレーニングで度合いを抑えることは出来ても、上げられるものじゃあないのでは?
     安静時心拍数はともかく、最大心拍数は運動能力の指標にならないと思います。ずいぶん前の雑誌記事では細さんの最大心拍170台とありました。ちなみに私は55歳でまだ180に上がります(安静時は55拍)。しかし遅い(゜ペ;)
     しかしAT値(有酸素と無酸素運動との境界)は引き上げることが出来ます。さらにその中でどれだけの仕事が出来るかが課題でしょう。例えばレースの集団で進行している際、AT値をオーバーする時間が長くその値が高ければ、ふるい落とされる確率は高くなるわけです。
     そしてゴール前、集団から飛び出すときにigu.さんが欲しているものが求められるわけですね。
    陸上競技でAT値を上げるトレーニング法にインターバルトレーニングがありますが、あれも最大負荷の時ではなく流すときに鍛えるものです。
    >→ハートレートモニターを最大限活用してトレーニング。
      ここ↓参考になるかも。
    http://www.attic-bike.com/training/001.html
    >→常日頃から、「回す」を意識する。固定ギヤが効果的?
      ローラー台をお持ちですよね。これも回転練習の王道です。
    >とにかく鍛錬と言うことですな。
      UGOはぬるいとお感じのようですが、坂ばかり200キロランとか、6時間耐久とかメニューはありますよ。待ちきれなかったら、私も朝練の後は大月まで走って帰りますので、そのうち引っ張ってくれたら嬉しいな(^.^)
    でも今週末は雨みたい・・

  4. >ワタ兵衛さん
    ハートレートモニターは奥が深いですよね。私も勉強します。
    今週末は参加できないので残念です。
    次々回に期待します。

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