邂逅

4ヶ月と3日。
失われた時が帰ってきた。

市川の市外局番だが見知らぬ番号から、携帯電話が鳴る。
「やーしぶさんですよねぇ?自転車の盗難届け出されていますよね?それが、見つかりました。」
「!!!!!」
電話をくれたのは、市川警察東国分交番のおまわりさん。
早速取りに伺う。
有りました。
My Machine, FCR-ZERO!
見まごう事なきこの赤い車体!
よかったよ、帰ってきて、、、。

タイヤの空気が抜けかかっているのは普通でしょう。
防犯登録シールがなくなっていたり、多少キズが付いているのは仕方ないと思おう。
が、少し妙。
サドルの高さが低くなっている。
誰かが乗り回していたのだろう。
スピードメータとライトが無くなっている。
それだけならまだしも、台座ごと。
スピードメータに至っては、センサー部やコードまで取り払われている。
ボトルケージが無くなっている。
でも、それを留めるボルトはちゃんと元通りになっている。
盗人が自分用にして使っていたという事か?
極め付きは、バーエンドバー。
ハンドルの両端に角のように出ているバーで、転んだときとかに手を守ってくれるもの。
それが外されている。
外さなくても良いものだが、、、?
???

話を聞くと、今回届け出てくれた方がいらっしゃるとの事。
一月前位から家の前にこの自転車が乗り捨てられていて、気になっていたらしい。
#ということは、3ヶ月位乗り回されていたということか、、、。
で、車体に書いてある文字を頼りにインターネットで調べたら15万のモノと知り、これは持ち主が探しているだろうと、交番に届けてくれたらしい。
感謝!
早速、お礼の電話をする。
その場では、感謝の言葉でしか出てこないので、お礼にお伺いしたいとお願いするも、やんわりと断られてしまった。

なにはともあれ、おかえりFCR-ZERO!
二台目は有るけれど、お前もかわいがってやるからな!

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong> <img localsrc="" alt="">