セミ

「イラッシャイマセ~~ぇぇえ↑!?」
コンビニに入ったら、セミも入ってきた。

自動ドアではなく、扉型に開く入り口のドアのタイプのコンビニ。
ドアを開けて入ったら、「ジ・ジ・ジ!」との鳴き声と共に、セミも入ってきた。
何故!?
どうやら、元々ドアの外の下にいた様で、自分がドアを開けたタイミングで入ったらしい。
自分もビックリだが、店員もビックリ、他のお客もビックリ。
何となく申し訳ない気持ちで、小さく「スミマセン、、、」と言っておいた。

でも、セミはそんな気持ちも知らずに、「ジ・ジ・ジ!」と鳴きながら店の中を飛翔。
店員がほうきを持ってきたが、なかなかつかまらず。
自分も何かした方が良いのだろうが、なす術もなく傍観。
その内、床に止まった瞬間に、お客が捕まえた。
まばらながらも沸き起こる「オー、、」の声。
店の外に逃がしてやった。

特に目的もなく入ったコンビニだけど、何も買わずに出て行くのも申し訳ない気がして、レアチーズタルトを買った。
何か、、、、ゴメンなさい。

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