歯医者当日

「下唇左半分の感触が無くなる可能性があります。通常は時間が経てば戻りますが、気にならなくなった時が治癒、と言えるケースもあります」
「あ、あの〜、それって、もしかして、感覚が戻らないって事?」
「はい、そうです。」

インフォームドコンセント。
加療の際に医師が十分な説明をして、患者に同意を得ること(だっ、だよなっ?)。
以前は歯を抜くなんて自分でも出来るじゃん、なんて思ってはいたが、今は歯を抜くことが町医者ではなく大学病院レベルで行うべきケースがある事は認識している。
そしてその大学病院でしっかりした説明を受けることは、必要だと思うし、納得できて良いと思う。
そして、レントゲンを説明しながら、この神経はこの部分の感覚を司っていてここを通っている、それと親不知の位置関係によっては神経が麻痺してしまう、それが治るのは、、、と説明を受けるのは正しい流れだと思う。

でも、そいつぁオドシだよっ!?
悩むなぁ。
絶対「今」抜かなきゃいけないモノでもないし、でも一生のうちのどこかで抜かなきゃならんし。
どうせ抜くなら早い方が良いと思ってここに来ているわけだけど、そういうリスクが有るならやりたくないし、、、。
とか言って、わざわざ会社を休んでまで大学病院に来ているのに、そうそうキャンセルするわけにも行かないし。

「あ、そうそう、最近体にぼつぼつが有るんですよ。」
と言って、ちょっとシャツをめくってみせる。
「今日の抜歯はやめにしましょう。
帰りの足で、そのままお医者に見てもらって下さい!」
と、あっさり中止になってしまった。
「それが治ったらまた来てくださいね〜」
結果中止とは言え、ナンダカンダで一時間近くかかっていたのに、たったの800円かい!?

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