本の帯に書いてあったのは「衝撃のラスト一行に瞠目!」。
ホント、最後の最後で「ウソッ!?」と叫んでしまった。
香水のプロモーションのために、口コミで噂を流した広告代理店。
「レインマンに殺されて足首を切られるのを、ミリエルの香水をつけていれば大丈夫。」
その噂が現実になり、足首の無い死体が発見される。
少し遊んだ感じの文体が持ち味と思っていた、荻原浩。
本作は本格ミステリーで、遊びはなかった。
ちょっと意外だったが、これはこれで良かった。
相変わらず、もう少しテンポが速ければよかった、思う。
終盤には犯人も分かって、このまま終わると思っていた所。
最終章に入り、この子達突然何言ってるの?と思いつつ読んだ最終行。
え~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っ!?
マジですか?
怖いっす。
やられた。