前の部署の先輩が亡くなった。
5歳年上の先輩だった。
話を聞いたとき、言葉が出なかった。
頭の中では色んなことが渦巻いた。
亡くなった?
なぜ?
もう会えない?
ウソ?
奥さんは?
仕事は?
それらは全く言葉とはならず、ただただ電話口で状況を聞くだけだった。
その日は、何も考えられず、ただ時間だけが過ぎていった。
身近な人が亡くなるなんていう大事は、小さい頃に祖父がなくなった時以来だった。
その時の事はよく覚えていない。
小さかったからと言うより、何を考えてよいかが分からなかったから。
今と同じ様に。
言える事はただ一つ。
安らかに、眠って下さい。
to K.K